塩基性度
 H+の受け取りやすさ⇒ローンペアの電子密度が高い

塩基性=ローンペアをもつ原子があること(主にN(窒素))


<塩基性を示す官能基>


塩基性度を考えてみよう!
何を見るの?
@何がくっついているか?
  (求引基、供与基)
AH+がくっついた状態(共役酸)は安定?
  (共鳴など)


☆★塩基性度は酸性度の大きさとは逆★☆

 塩基性度「塩基性度「
酸性度
官能基供与求引
共役酸の安定性安定不安定



【塩基性度の大きさは?(I効果で考える)】




【塩基性度の大きさは?(I効果とR効果で考える)】




【脂肪族と芳香環の塩基性度の大きさは?】




【塩基性を示すのはどれ?】
ピリジン
ローンペアは芳香環の形成に関与せず、塩基性を示す。
ピロール
ローンペアは芳香環の形成に関与するため、塩基性なし。(ローンペアがH+を受け取ると芳香性がなくなり不安定になる)
アミド
ローンペアがH+を受け取ると共鳴できず、不安定なため塩基性なし。
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